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キャンプ2010 大野の日記

 

8月12日(前日入り)

AM7時半  山形県新庄の実家で目を覚ます。

起きるなり、父の長袖作業着と軍手を着用。ゴム長靴で裏の畑へ。

目指すはトウモロコシゾーン。数本バリンバリンと収穫。ついでに他の野菜をも収穫。

これを土産に山形新幹線へ乗り込んだ。台風をよける形で新庄→大宮→越後湯沢の行程。

9時過ぎに出て越後湯沢へは13時半に到着。

だが、越後湯沢から苗場への乗り合いバスは14:50発。1時間以上の待ち時間。

とりあえず、山形新幹線で「牛肉弁当どまんなか」が売り切れていて、食べられなかったので、食事をしよう。

 

 

山々に囲まれた越後湯沢駅で敢えて回転寿司。

で、敢えて腹が一杯になる前に店を出る。理由は書かない。

店を出た途端、「大野さん、寿司ですか。」と前方より若い女性の声。

昨年もキャンプに来てくれた京都芸大の皆さん。京都から越後湯沢は9時間の旅だったらしい・・・・・。

新庄からも遠いと思ったが、上には上だ。

良くみると、ホルンを背負った人が何人かお土産コーナーをウロウロ。

何となく、「今年もキャンプが始まるんだなあ」、と高揚感。

でも、暇だからベンチに座って読書。だって僕はインドア派だから。

バスに乗り込む。雨が降る。

この頃には高揚感まるで無し。だって今日は台風だ。最低のロケーション。

 

バス停「苗場スキー場入り口」到着。

「大きな荷物のある人は100円増し」とは知らず、運賃は620円→720円で衝撃を受ける。

「1円を笑うものは100円で100倍笑える理論」に基づき、もう笑い死にしそう・・・・あはははは、乗る前に言ってくれ。

 

彼女らと歩いた。歩くほど雨は強くなる一方。

僕の傘は折りたたみ。しかも、小さい。台風の前では無力だった。

この前日入りの交通手段はもう少し考えておくべきだった。

バス停からホテルエフまでは結構な距離だ。

100円増し、雨、大荷物・・・・・。

 

とはいえ、ホテルの前で手を振る日高さんを視界に入れると元気が出た。

中には既に飯笹さん、傑作さん(木村さん)、西郷さんが到着済み。みんなやる気十分。

着いた途端に雨がやむ。何とも。

その後、メンバーは続々と到着。

18時半から夕食。冷製スープ付き。飯笹さんも美味いと絶賛。

夕食後、明日の出張出前演奏会の練習。そして、キャンプの打ち合わせ。

さらに、今度4月の第30回定期演奏会についての話し合い。

その後、交流会の練習。

みんなで生ビールサーバーを準備。飯笹さんは、得意の日本酒を準備。

僕も実家から持ってきたトウモロコシやトマトを出した。

明日に備えておとなしく寝る。

 

8月13日 (第1日目)

朝8時に朝食。起床の音楽か知らないが、廊下のスピーカーから音楽が。

グリーグのペールギュントから「朝の気分」。なぜか執拗に3番ホルンにソロのあるアノ曲だ。

3番奏者の僕への嫌がらせに違いない。あんまりだ。

そして、朝食が多い。多いのも問題だったが、嘔吐感が問題。

原因は、飯笹さんの得意技だろう・・・・。

 

9時半から練習開始。朝からターナーって・・・・。

10時30分に飯笹さん、田場さんが越後湯沢駅=苗場間のバスに乗り込む皆さんのお出迎えに出発。

その間、丸山さん、村上さん、日高さんと、スペシャルカルテットの練習、ネタ合わせ。

曲は、演出上、絶対に外してはいけない、という曲。

なのに、練習では外しまくる僕。正直、この緊張が夜の出前演奏会まで続く。

 

お昼ご飯はミートソース。何とか「オカワリ」もできるくらい体調も回復。

食べていると、バスが到着。池袋から、そして越後湯沢から。

20人が一気に80人の集団に。

いよいよ、キャンプ、というよりも、「夏のつの笛ホルン祭」の開催。

 

インスペクターだけにキャンプでは司会として前で話す機会が多い。

実は、キャンプのことは僕が一番わかっていない。僕はキャンプはまだ3回目。

みんなは10回以上経験している。

 

だが、どうしよう、とオロオロする暇もなく、どんどん時間は進んでいく。

今回は7人の生徒。僕が加わり、8重奏を最終日に発表しよう、とは思っていたが、

みんなの顔を見るまで曲も決められなかった。

 

それでも16歳~18歳の5人を見ると、自然に、HuberのIDYLLE UND JAEGERLUST IM WIENERWALDが浮かんだ。

この曲は、僕が学生時代にスペインの国際ホルンシンポジウムで吹いた曲だった。

何となく、彼らと音楽を通じて思い出を共有したくなった。

名曲であるし、なんか、大変な曲を吹いたなあ、などととにかく「夏の思い出」になってくれれば言うこと無しだ。

 

そして、曲を決めた後は即レッスン。

初日は30分のレッスン。彼らは30分だが、僕にとっては30×7=210分。

窓を開けて、目の前の山に向かって吹く。

ホルンと言えば、山だ。

 

ところで、今回は、休憩時間がある!

昨年は、休憩無しのぶっ続けだった。

その休憩で、かき氷を食べる。

かき氷機を手で廻す。なかなか厳しい。厳しいけれど、頭を使わないからホント楽しい!

あっという間の休憩時間。

 

この休憩時間はクラス以外の生徒や講師と話す機会でもあり、雑談、ついでに打ち合わせもできる。

非常に貴重な時間。で、非常に貴重な時間は飛ぶように過ぎる。

僕が食べたかき氷はあんなに廻したのに一杯だけ。

イチゴ練乳。

 

食事後、出前演奏会のリハーサル。そして演奏会。

この演奏会は定期演奏会とはまた違ったテイスト。

ピアノも使ってのヒューブラーなども演奏。

また、メンバー自らの編曲ものなどが持ち込まれる。

今回は傑作さんと僕が持ち込み。

そして、笑いを入れた演奏など、なかなか密度のあるの45分。

 

そして、交流会。

未成年者への飲酒厳禁は今年もしっかり守る。

天気が悪いのでビールサーバーは暴れ気味。泡が多い。

 

 

8月14日(第2日目)

朝食はまたも多い。が、昨日の朝食よりは随分楽。

しかし、なぜ、あれだけかき氷機を廻したのに、筋肉痛が来ないんだ?

ガンバレ31歳の僕。

 

朝からアルペンホルンが響き渡る。

そして、ソロ講座の司会。

安土さんが実演。あの展開で素晴らしい演奏を披露してくれた。

多くの内容を詰め込みすぎないように、ゆるく進行したが、

もしかしたら、詰め込みすぎてしまったかも知れない程盛りだくさんとなってしまった。

安土さんはもちろん快演。

 

その後、レッスン。

午前2人に午後5人。一人あたり45分。

途中、昼食の流しそうめん。3回目で慣れたのはこの流しそうめんだけだ。

 

この日は、かき氷も午後の間食べることができて、レッスンの合間に4杯は食べた。

雨が途中降りながらであったけれど、できる限り外でレッスン。

山に向かって、できる限り一緒に吹く。

ハイトーンを目標にした子には、

それこそHigh D、Es、E、Fを吹いてあげる訳で、なかなかに厳しい。

これがきっかけで、ハイトーンのイメージができて、上手くなってくれたら言うこと無し。

 

夕食はBBQ。

僕は焼きそばが大好き。もう、3食焼きそばでもOK。

ご飯、トウモロコシ、焼き豚には目もくれず、とりあえず、焼きそばだけを皿に盛り食べた。

オカワリの焼きそばが焼き上がるのをひたすら待つも、いっこうに出てこない。

そして、「焼きそばはもうおしまいです」の宣告。

今回のキャンプで一番辛い思い出だ。

 

来年の「工作コーナー」を「焼きそば」にしてもらえないだろうか。

工作というより、調理実習か。

 

そんな後に、アンサンブルレッスンをして、いよいよコンクール。

コンクールは厳選にカーテン審査。カーテンは審査員の目の前に。

生徒の皆さんは「お客さん役」、と「審査員役」を選べた。

とはいえ、殆どの人がお客さん役を選び、カーテンの前に座っていた。

今回、聴衆賞もあるので、お客様も聴くのが真剣だったと思う。

 

1位と聴衆賞は前日入りし私と共に雨に降られた1人が独占。

古代中国の大戦争の前には雨が降ったと言われるが、雨が彼女に味方したのだろうか?

賞品はつの笛メンバーが持ち寄ったプレゼント詰め合わせ。

飯笹さんからの笹カマとかが入ってる。さすが飯笹さんだ。さすがミスターつの笛。

メインのプレゼントは何と「黄色のコーン」!しかもケース付き!

ちなみに優勝者の使用楽器はホルトン。

この経験を生かして頑張って欲しい!残念ながら優勝できなかった皆さんも、これを生かして頑張って欲しい!

 

てな訳で、最後の交流会。

交流会はじゃんけん大会もあって大盛り上がり。

空は曇り、せっかくの流星群も見えなかったけれど、気分良く部屋に戻る。

 

 

8月15日(第3日目)

朝食がまたしても多い。みんな、全部食ってる。

特に中高生は元気だ。3日目だというのに。

とはいえ、3日目の朝食が一番量を食べることができた。

慣れ、か・・・?

 

部屋を片付け外に出る。階段を下りていると、

なぜかスピーカーからワーグナー「ニュルンベルクのマイスタージンガー 第1幕への前奏曲」。

絶対に嫌がらせだ。

 

アンサンブルのレッスン。最後のレッスン。

アンサンブルの発表に先立ち、曲名とクラスの紹介を誰にするか、

みんなで「いっせいーのーで!」で決める。

1人以外の票を全て集めた16歳。

アンサンブル発表会の準備。

毎年傑作さん(木村さん)と僕がイスと譜面台の出し入れを行っているが、今年もなぜか暗黙の了解、ってやつか。

この時の傑作さんの動きは素早い!今回は田場さんの動きも素早かった!

どの団体も緊張感があって、好演。

僕も気が気でなく、緊張。このメンバーで演奏するのも最後、と思うと少々悲しくもある。

 

 

今年は時間に余裕を持って発表会を終了。

続けて全体合奏、閉校式。そしてクラスごとの写真撮影。

やっと終わったー!と思うところではあるけれど、

何となくやっぱりさみしい。

 

カレーを食べながら最後の雑談タイム。

3食カレーでもOKな僕。こちらはオカワリできて満足。

 

だが、満足の食事BGMに、「なごり雪」。

悲しくなってしまう。お別れ気分が掻きたてられる。

 

多くの人と握手。そして手を振る。

 

僕は、池袋行きのバスの引率として、バスに乗り込んだ。

特に何をする、という訳ではないが、休憩は何分くらいです、と、人数数え係。

通路を隔てて僕の生徒になった、さほど年の変わらない男性が隣に座る。

馬鹿話で盛り上がりつつも、やはり、ウトウトしてしまう。

が、僕はバスの中ではぐっすり寝られない。結局本を読み過ごした。

 

到着。いよいよ、キャンプの終了。

いよいよ最後、とありがとうございました、とお礼。

みんな拍手をしてくれた。いよいよおしまい。

 

疲労感もあり、このまま電車に乗るのも辛いと思い、休憩しようと喫茶店へ。

今日は休肝日だから、アイスコーヒーを1杯だけのんで帰ろう、と店に入った。

念のためメニューを見る。

注文し、お金を払う。そう、前払いでセルフサービスの店。

すると、「ビールを注文した方はくじをひいてください」、と言われ、言われるままに。

珍しく、くじが当たった。

当たったのは「特賞 ビールもう一杯」。

何もこんな日に当たらなくとも。休肝日に2杯の生ビールを飲む羽目に。

 

まあ、帰るまでがキャンプであれば、まだ、祭は続いている、と思うことにした。

次回の祭は4月29日のつの笛第30回定期演奏会、か。

 

 

fine

 

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